【アヴィヤンガ研修体験記】
本場インドで確信したセラピストに一番大切なこと。

今回のインド渡航。その大きな目的は、私自身がパンチャカルマの治療を受けることだけではありませんでした。
もう一つの大切な目的、それは【インドのアーユルヴェーダ施設で、本場の施術を学んでくること】でした。
これまでも日本だけでなく、インドやスリランカで施術を受けるたびに、「この手技いいな」「一体どうやって手を使っているんだろう?」と感覚を研ぎ澄まし、帰国しては一人で研究し、練習を重ねてきました。
「いつか一度、本場でちゃんと習ってみたい」。その長年の夢を叶えることができたのが、今回の旅です。ドクターのアラン先生にその想いをお伝えしたところ、なんと快くレクチャーを引き受けてくださいました。
■ 国を超えて共通していた「セラピストの絶対条件」
施術のレクチャーは、私の治療が始まる前の滞在初日に行われました。
てっきり施設のセラピストさんから教わるのだと思っていたのですが、なんとアラン先生が直々に教えてくださることに。朝のヨガクラスから始まり、問診、外来診察、そして夜の問診まで……ただでさえお忙しいはずの先生が、私のために時間を割いてくださったことに、まずは深く感謝するばかりでした。

施術に使う生のハーブボール作りをレクチャーしてくれている先生
レクチャーでは、「アヴィヤンガとは何か?」という根本的なお話から、施術を行う上での決まり事など、これまで自分の中で少しぼんやりしていた部分がクリアになっていくのを感じました。
そして、先生のデモンストレーションを見た瞬間、私は思わず「そう!!!そうですよね!!!」と大興奮してしまいました。
なぜなら、アラン先生が体現していた「セラピストとしてのスタンス」や「体の使い方」が、私が日頃、生徒さんたちにそれはそれはしつこく(!)お伝えしていることと、全く同じだったからです。
同席していたあいりちゃんとしょうこさんも、私を見て「完全にソーラン節ですね(笑)」とニヤリ。
実は私は、講座の中で生徒さんに「もっとお腹から声を出して!声が出ないってことは、体が使えていない証拠!ソーラン節を踊るように!!」と、よく熱血指導をしているのです(笑)。3人で思わず顔を見合わせて笑ってしまいましたが、同時に「国や施術のスタイルが違っても、根底にある一番大切なことは同じなんだ」と、深く腑に落ちた瞬間でした。


私の質問攻めにも快く応えてくれて実践してくださりました。
あいりちゃんとしょうこさんと一緒に受けられたのも楽しかったな!
■ 知識と経験が融合し、バージョンアップする感覚
アラン先生は男性なので、レクチャーは服の上から行われました。
本来、インドの施設では2人のセラピストが息を合わせて行う「ツイン・アヴィヤンガ」が主流ですが、今回は日本のサロンでも活かせるように「1人で行うロングストローク」を教えていただきました。
先生の動く姿は、まるでそこに美しい空気が流れているかのようにしなやかでした。
教わった手技の中には、私が今までずっと行ってきたアヴィヤンガと同じものや、よく似ているものもありました。私が最初に出会い、基礎を教わった弥生さんが、かつて南インドの2ヶ所の施設で学ばれてきたベースがあるからこそなのだなと、脈々と受け継がれる技術のルーツを感じて嬉しくなりました。
- 「最初に体のどこに触れ、どこから抜けていくのか」
- 「それは、なぜなのか?」
表面的な形だけでなく、その奥にある深い意味や理論を知ることができたのは、私にとって非常に興味深く、大きな収穫でした。アラン先生からのレクチャーと、私がこれまで大切に積み上げてきた「つむぎのいえ」のアヴィヤンガ。この2つの知識と経験が融合することで、私の施術はさらにバージョンアップできると確信しています。
近年は生徒さんに「教える立場」になることが増えましたが、こうして誰かが大切に守ってきたものを「教わる」という経験は、本当にワクワクします。
そして何より、
- 「やっぱり私は施術をすることが大好きでたまらない!
- 「早く日本に帰って、お客様に施術がしたくてたまらない!!」
と、自分の中にあるセラピストとしての熱い情熱を再確認しました。


施術の他にも治療で使用する薬やハーブボールなども一緒に作らせていただきました。
お庭から7つの薬草を取ってきて、にんにくやココナツ岩塩などと炒めて作るハーブボール(エラキリ)作り楽しかった。

ここの施設のセラピストさんのお二人。目が合うとにこってしてくれます!
■ 「私たちだからこそ」できるセラピーの形
インドのアーユルヴェーダ施設で行われているアヴィヤンガは、あくまで「医療・治療」の一環です。
一方、私たちが日本で日々営んでいるサロンは「リラクゼーション」という立ち位置になります。
立場や最終的な目的は異なりますが、根底にある「ホスピタリティ」や「人間としての在り方」、そして相手の幸福を願う「祈り」のようなものは、確実通じ合っていると感じます。
そして、医療という枠組みではないからこそ、私たちには「独自の観点と感受性を活かして、自由にクライアントの心に寄り添うセラピーができる」という強みがあります。
アーユルヴェーダの伝統的な学びはこれからも一生かけて深めていきます。でもそれに縛られすぎるのではなく、「私だからこそ」「つむぎのいえだからこそ」表現できるセラピーを、より多くの方に届けていきたい。
インドという本場の地で、今後の方向性が今まで以上にクリアになりました。
インスタグラムではリール(動画にて)今回のセラピー研修の様子を投稿しています。ぜひそちらも併せてご覧いただけたら嬉しいです!
■ 2027年スタート、新しい「セラピスト養成講座」のご案内
今回のインドでの貴重な学び、そして私がこれまで数多くのクライアントと向き合い積み重ねてきた経験と時間。
それらのすべてを惜しみなくお伝えする、新しい『セラピスト養成講座』がいよいよ来年よりスタートします。
アーユルヴェーダの基本やセラピーの確かな技術をしっかりと身につけながらも、最終的にはその先の「自分らしさを大切にして、心から楽しく仕事をする」という本質に辿り着けるような、約7ヶ月間の特別なカリキュラムをご用意しました。
新しい募集ページも完成いたしました。
- アーユルヴェーダの奥深さに惹かれている方、
- セラピーを学んでみたい方、
- 好きなことをお仕事にしたい方、
そして自分らしい生き方を模索している方は、ぜひ一度覗いてみてください。
来年2月からのスタートに向け、今回から受講にあたっての「今までとは異なる新しいお約束事」なども設定しております。詳しくは下記のページに記載しておりますので、じっくりとお読みいただければ幸いです。
▼セラピスト養成講座 詳細・募集ページはこちら
何か分からないことや、不安なことがあれば、いつでもお気軽にお問い合わせくださいね。
インドの風を感じながらバージョンアップした私で、皆さまとお会いできる日を心より楽しみにしています!